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山中伸弥京都大学教授 ノーベル賞 京都マラソン [研究]

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山中伸弥京都大学教授がノーベル賞を受賞しました。


日本人のノーベル賞受賞は2年ぶりで、米国籍の南部陽一郎氏を含め計19人。


医学・生理学賞は1987年の利根川進氏以来、2人目の快挙となりました。



山中伸弥教授のノーベル賞受賞理由は「細胞の初期化」と
いうことで、患者自身の細胞を移植して病気や怪我を治療する
再生医療に道を開いたことが評価されました。


細胞の核に詰まった遺伝情報は一旦役割を決めると元の細胞に
戻ることはないとされてきましたが、山中教授はマウスの実験で、
皮膚の細胞の核に、特定の4つの遺伝子を入れると、受精した直後
のように、体のあらゆる組織や臓器に変わる「初期化」が
おきることを世界で始めて示し、この細胞を「ips細胞」と
名づけたのです。
翌年にはさらに、ヒトでも同じ方法でips細胞を作り出し、
これまでの生命科学の常識を打ち破る発見となりました。


素人目にもすばらしい成果と思えます。細胞が傷ついている
成長途中のヒトでも
「ips細胞」によって、健全な状態に戻れるようです。


しかし、ips細胞はまだ実際に患者に使われたことはありません。
医療分野のノーベル賞は広く実用化した段階での授与が通例で、
この段階での受賞はきわめて異例のスピード受賞だそうです。


それだけ実用化にも期待がかかっていると思われます。



山中伸弥教授は、日本の医学界の劣悪な研究環境にショックを受けて、
うつ病になったことを乗り越えてこられ、
今日の日を迎えることができました。


しかし、現在では常に周りの支えに感謝していらっしゃいます。


山中教授は

「私が受賞できたのは国の支援のおかげ。これは日本という
 国が受賞した賞だ」。
「感想を一言で表現すると、感謝という言葉しかない。国、京都大、
 一緒に研究してくれた仲間に感謝したい」。
「家族にも心から感謝したい。80を超えた母に報告できてよかった。
 義理の父も医者で留学時代から支えてくれた。今年亡くなり
 報告できなくて残念だ。きっと実父と共に天国で喜んで
 くれているだろう」

と周囲への感謝を何度も述べているのです。


同時に山中教授は
 ips細胞技術はまだ新しい技術で、可能性は大きいが
 医学や新しい薬の開発に役立っていない。これらの応用に
 実現できる日まで頑張っていきたい
 
と意欲を見せておられます。



しかしこれらの研究を進めるためにはまだまだ研究資金が足りないようです。
2014年度以降の資金確保のめどが立っていないので山中教授は趣味のマラソンを通じて
寄付金の呼びかけをされていました。

京都マラソンや大阪マラソンを走り完走されているようです。


研究生活の傍ら、資金集めに奔走しなければならないことは
なんとかならないものでしょうか。


今回のノーベル賞の受賞により1000万スウェーデン・クローナ(約1億円)が
授与されるようですが、少しは足しになるのでしょうか。


このサイトからはまだ寄付金募集をしているようです。

寄付募集サイトの山中教授のページは、http://justgiving.jp/c/7882

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120221-OYT1T00786.htm



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